【新人薬剤師のミスを減らす方法7選】監査・調剤ミスが怖いから辞めたいは勘違いです。ミスが多い人の具体的な対策を紹介!

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この記事でわかること
  • 心理学からわかる上司が後ろで監視するとミスをしてしまう理由
  • 心理学者ザイアンスの社会的促進と社会的抑制
  • メンタル面からあぷろーちするミスを減らす方法2選
  • 具体的なミスを減らす対策5選
  • 7つ実践して解決しなかった場合

なぜあなたは仕事ができないの!?

薬剤師として働き始めのころ、職場のの先輩から

みんなできてるのに何故あなたはミスが多いの?」

と言われたり、

「仕事中、上司が後ろに立って見て来るとミスしてしまう」

なんて体験をしたことはあるのではないでしょうか?

「みんな」という言葉に要注意「みんな」という便利な言葉がある。人の目を気にする脳の特性を逆手にとって、相手をダマすときに使われる。

ひろゆき. 99%はバイアス (Japanese Edition) (p.54). Kindle 版. 

騙すつもりはなく無意識に言ってるパターンもあるかもしれませんが、

いずれにしろ「みんな」という言葉で人間を分類するのは安易すぎるので気にしないで大丈夫です。

たまに全くミスをしない天才みたいな人もみかけますが、

ミスはしたことありません!なんて人はほとんどいないです。

結論として

新人の頃はミスして当然なので気にしすぎないようにしましょう!

実はこの理由は心理学で証明することができます。

新人薬剤師のミスが多いのは心理学的にも当然だった?

新人薬剤師がミスが多くて辛い

新人薬剤師が初めて一包化をしたり、軟膏、散剤などの調剤をしている際に

「怖ーい先輩が後ろでずっと見ていて、気になって失敗した・・」

なんて経験はありませんか?

よくある見られているとミスする!アレは実は

心理学者ザイアンスの社会的促進と社会的抑制という心理学実験で証明されていました。

そもそも周囲に自分以外の人がいた場合にその人の特性により作業効率が上がるケースと下がるケースがあります

①効率が上がる社会的促進

トリプレットの糸巻きの実験では。

釣竿の糸巻きを改造したものを2台用意し

隣り合わせに作業をさせました。

また別に1人で作業をさせたパターンも実験した結果。

2人で隣り合わせに作業させた群のほうが

糸巻き速度が早かったという結果が出ました。

これを社会的促進といい他他者の存在により、能率が上がるのではないかといった結果になった。

②効率が下がる社会的抑制

しかし、別の実験では真逆の結果になりました。

ある日Aさんがプレゼンを他社の前でしたときに緊張して

いつものパフォーマンスが出せませんでした。

逆にBさんは多くの人の前でもプレゼンをいきいきと緊張も全くせずにプレゼンをこなしていました。

なぜこのような結果になったかを調査していくと

Aさんはプレゼンをあまりした事がなく、
Bさんはプレゼンに慣れていたそうです。

ザイアンス氏は個人の習熟度(慣れ)によって社会的促進、抑制に別れるのではないかと結論づけました。

結論として

慣れてないことを人前で行うと、ミスするのは仕方ない

なのでミスをしても過剰に気にしなくても大丈夫です。

逆に先輩になってからは新人教育において

人によって集中力の低下でミス誘発につながるので

ずーっと後ろに付き切りで逐一監視するのは辞めましょう。

メンタル面でのミスを減らす方法2選

薬剤師が解説!

1 新人時代には積極的に失敗しよう

やったことないことを断るのは、やめたほうがいい。それは可能性の芽を潰す。一度くらい、どんなことでもチャレンジして失敗してみるといい。失敗した情報は、次に活かせる。 

ひろゆき. 99%はバイアス (Japanese Edition) (p.130). Kindle 版. 

失敗が多いということは同時に多くの挑戦をしている証拠です。

そのため失敗に対してのイメージを変えてみましょう。

さらに若いうちに経験や質問をしておかないと、年数を重なるほど相談しずらくなります。

むしろ後輩ができた時には相談される立場になっていきます。

若いうちに多くの失敗と反省をしよう!

2 人間関係で悩みすぎない。

あの先輩が苦手なんです・・

あの人いつもイライラしていて怖いです・・

そういったトラブルメーカーはどこにも1人はいます。

この業界で生きるコツを教えます。

それは

その店舗の1番面倒な人に全て合わせる事です。

職場の閉鎖空間ではそれが1番うまくいきます。

いろいろ思うこともあるかもしれませんがそこは考えるのを辞めましょう。

そうすると不思議とだいたいの人間関係の悩みって無くなるんですよね。

なぜその店舗の優秀な人ではなく面倒な人に合わせた方がいいのか?というと

社会人(少なくとも薬剤師界隈では)は

とくに医療現場は、なぜか合理性や能力よりも感情に重きを置きがちな人が一定数存在します。

合理性を求めてない人(無意識の事も)たちがリーダーである場合

そう言った働き方をしないと損をするからです。

さらにいえば管理薬剤師からしても部下のいざこざなんてものは、めんどくさいの何ものでもないです。

もしあなたが責任者で、責任を負う立場であれば責任持ってやればいいだけですし、 

逆に管理薬剤師でなければそこまで悩み、考える必要はないです

毎日が辛い、生きていて楽しくないと感じた時にすべきこと6選はこちらの記事で解説しています。あわせてご覧ください。

具体的なミスを減らす対策5選

ミスを減らすように注意

1心身的な問題の解消

睡眠不足、食事の不摂生で体調が常に悪い状態で仕事をしてしまい

業務のパフォーマスの質が低下しやすくなります。

解決策
  • 睡眠時間を6〜7時間は確保する
  • バランスの良い食事を取る
  • お酒タバコを減らす

2 精神的な問題の解消

人生は常に様々な壁が訪れます。

親の死別、恋人や夫婦間の別れ、友人・知人とのトラブルなど

様々なことが起こるのが人生。

ストレスが大きければ大きいほど集中力が下がりミスしやすいです。

解決策
  • 仕事を頑張りすぎない、無理しない
  • 休みの日に友達や恋人と思いっきり遊ぶ
  • どうしてもきつい時は体調不良と言って有給を使って休む

心理学を使って有給をとる方法を知りたい方はこちらの記事で紹介しているのであわせてどうぞ!

3 職場のOJT教育制度に問題がある

薬局病院では、業務マニュアルが作成されていなかったり、研修制度がほとんどないところもあります。

そういった職場ではどうしても新人教育が難しいのが現状です。

いくら薬剤師国家試験に合格した薬剤師でも現場と座学では学ぶ内容は全く違うのでしっかりとしたOJTは不可欠です。

解決策
  • 教えてくれる先輩を探し味方につける
  • 本などで独学する
  • OJTがしっかりしている職場に転職する

4 職場の人手不足

地方などの薬局病院はどうしても人手不足になりやすい傾向にあります。

そのため、そもそも新人薬剤師を育てるどころか

自分の仕事ですら終わらないなどの状況が日常茶飯事である場合は、

新人教育は期待できないと思っておいた方がいいでしょう。

この場合は自身ではコントロールできない問題のため転職することをお勧めします。

新人のころに良い先輩と仕事ができると出世しやすい

というデータが出ているほどなので、若手時代の時間はとても重要です。

解決策
  • OJTがしっかりしている職場に転職する

5 薬剤師の知識不足からくるミス

処方せん慣れの問題もありますが、

早く慣れるにもインプットありきのアウトプットをする方が断然成長は早いです。

解決策
  • 先輩にアドバイスをもらう
  • 同期の薬剤師に相談する
  • 本などで独学する

先輩があまり教えてくれない、皆さん忙しそうで質問しづらいという方は本での勉強がおすすめです。

私が読んだ中で一番わかりやすくてまとめている書籍を一冊紹介するなら、

  • 温度管理が必須な薬リスト
  • 運転注意の薬リスト
  • 手術前休薬リスト
  • 検査値の基準値
  • OTC 医薬品と医療用医薬品の有効成分量比較リスト

などのまとめ巻末付録がついているこちらがおすすめです。

新 デキる薬剤師をつくる現場の教科書 知らないと困る“179の常識”を学んで即戦力に! ✍

他のおすすめ薬学書を知りたいかたはこちらの記事にも詳しくまとめていますので合わせてお読みください。

これらを実践したが解決しない場合

解決しない場合

それでも「ミスが減らない」、「ミスが減ったけど周りの評価が低い」

そのような状態が続く場合

  • 今の仕事が向いてない
  • 仕事できないイメージが定着しすぎた

の可能性もあるため、転職することで解決する場合もあります。

職場にいて、「自分はお荷物かも……」と悩んでいる人は、どうすればいいのだろうか。 まずは、いまの仕事が向いていないことをさっさと認めたほうがいい。いまの会社で無能なだけであって、環境が変われば活躍できるかもしれない。 そう考えるべきだ。 次に、だったら環境を変えたら、どんなことをやってみたいかを考えよう。 「本当はこれが自分に向いていそうかも?」と思えることを、自分で探してみる。 仕事が見つかったら、求人サイトで募集要項をチェックしよう。

ひろゆき. 99%はバイアス (Japanese Edition) (p.48). Kindle 版. 

若ければ若いほど転職は有利な傾向にあるため、

半年〜1年してもミスが減っていない場合は転職を視野に入れるのが良いでしょう。

また本当は環境が悪いだけで、実力としては申し分ないことも多々あります。

まずは本当に環境が変わればうまくいくのか考えてみましょう。

自己分析で自分の市場価値を把握をし、自分にあった働き方が見つけてみましょう。

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私が転職活動した際の体験談をこちらの記事でくわしくまとめていますので、あわせてどうぞ!

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この記事を書いた人

フリーランス薬剤師をしながら、薬剤師のためのブログを運営しています。

他にも薬剤師の働き方、副業、資産運用に関する情報などを発信しています。

資格:労働衛生管理者資格、認定薬剤師、 Excel MOS specialist、サプリメントアドバイザー

実績:クラウドワークス、Webライター実績、 AMAZONアソシエイト、Google AdSense合格

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