- 薬剤師になったばかりだけど薬学本どれを買えばいいの?
- 長い間産休していたが調剤薬局に復帰したいけど正直心配
- 公務員、製薬勤務で全く知識ないから調剤薬局への転職が心配
- 勉強が苦手だけど日々の業務に追われて知識不足が心配
現役薬剤師おすすめの薬学本
薬剤師になったばかりだけど薬学本どれを買えばいいの?
みんなどれを買ってるの?
薬剤師の薬学本にも様々あるので迷いますよね。
ほかにも運が悪いと
上司が全く仕事を教えてくれない
なんてケースもよくあります。
その場合は本なので勉強するしかありません。
新人〜ベテラン薬剤師にも必見!
ネットでだけの勉強ではなく薬学の本も持っておいた方がいい理由
昨今のインターネットでは薬剤師個人のブログや
企業も積極的に執筆されているため
調べられる内容が格段に増えてきています。
ネットはあくまで補助的に使い、
メインを本で勉強する事をオススメしています。
本での学習はより深い知識が得られます。
そのため薬剤師はたいてい1、2冊の薬学専門書
を持っている方が多いのではないでしょうか。
本で勉強するメリット
薬学書は信頼性が高い
インターネットではどうしても
根拠がはっきりしないものも存在します。
誰が書いたかもわからない信頼できない記事もあるので
注意が必要になってきます。
ネットは簡単い素早く情報を得る点はメリットですが、
その点、本での学習は
- 大学の教授
- 病院の院長先生
- 有名病院の薬剤部の先生
等の権威のある方たちが書かれているため
情報の信頼度は高いです。
本ならではの周辺知識や新しい発見がある
ネットの検索では
簡潔な答えだけが示されていることが多く
それ以外の知識や発見が得られにくいです。
しかし本学習の場合、
ページをめくっている際に
こんな薬もあったなあ〜
前出した薬だ!コレ知らなかった!
といった新しい発見もあり知識が深まりやすいです。
薬剤師がまず最初に持っておくと良い薬学本4選 (新人〜ベテラン薬剤師)
1今日の治療薬
現場で働いている誰もが推薦する薬学書といえば今日の治療薬です。
一番有名であろう薬剤師のバイブル本ですね。
これは大学でも買わされたくらいの良本です。
何より分厚いバイブル本なだけあって、
内容が濃くて深い!
- 作用機序
- ガイドライン
- 作用比較表
などが詳しくまとめられているため
現場で働くならば、最低でもこの一冊は持っておくべき本でしょう。
- 最新の治療の動向
- 最新薬価
- 適応による第一選択薬
- 体内の機能別の説明図
2治療薬インデックス
m3.comにも取り上げられていた良本。
後発品にしかない規格等も記載されてるため、
処方の疑義照会での変更の際に重宝します。
1番の魅力は
- 一包化の禁止・注意情報が記載
- 湿気、冷所、開封、一包化の判定が記載
メーカーや剤形によって
一包化可能かどうかの違いもあり
著書はどの製品に変更すれば
一包化可能か等まで書かれてます。
- 投薬時の注意する検査項目や警告
- 重要な基本的注意の要点まとめ
- 小児用法の有無
- 妊婦や授乳婦への投与可否
- オピオイドの力価換算表を掲載
オピオイドでも静脈投与や経口投与がありなかなか覚えれないので表があると助かりますよね。
3治療薬ハンドブック
本書を購入した人限定でもらえるモバイルアプリ
治療薬ハンドブックアプリ
が得点としてついてきます。
個人的にはそのためだけに購入しても元がとれるんでは?と思います。
私も愛用してますがコレ現場でかなり使えるんですよね。
じほうHP;治療薬ハンドブックアプリ
例えば酸化マグネシウムと検索すると
全ての商品名一覧、薬価、後発か否かなどが一発ででてきます。
広域処方箋ではよく分からない初見の薬の商品名が来ても
一覧がでるため、分譲や発注対応がスムーズになります。
さらにマグミットなどの
成分名じゃないけど後発なのか・・
といった状況にも抜け目なく対応できます。
さらにアプリの薬品を押せば
- 詳しい解説や用法
- 処方のポイント
- 服薬指導のポイント
- 注意する検査値
スマホ一つで簡単に検索できます。
さらに三大付録として
- 様々な薬の比較がまとめられた冊子
- 休薬が必要な抗がん薬、配合薬、吸入配合薬一覧のポケットカード
- スマホで検索できる治療薬ハンドブックアプリ
が無料でついてきます!
4薬効別服薬指導マニュアル
個人的に1番分かりやすくて好きです。
おそらく読みやすさだけで言えばトップレベル。
私も先輩から勧められて使ってます。
患者に伝える時の分かりやすい説明の仕方例
が載っているのがいいんですよね。
患者向けの指導と薬剤師向けという分類が記載されており、
- 患者向けの指導の仕方
- 薬学的な詳しい作用機序や説明
この2分類で縦に半分に分けられ、それぞれ見やすいフォントで解説されています。
例えば HIVの薬
なんて患者に説明すればいいか悩みますよね?
インテグラーゼという酵素を阻害しウイルスの複製を阻止するんですよ
と言っても患者からしたら
は?インテルはいってる? はいってませんよ
ってなりますよね・・・
詳しい内容は省略しますが
そのため
- 薬の言い回しに困った時
- 難しい薬に出会った際
そんな時にもとても便利です。その分かりやすさから
使ってらっしゃる薬剤師さんも多いみたいですね。
お悩み別おすすめな購入組み合わせ
今回薬剤師の中でも有名なバイブル本をご紹介しました。
この4冊のうち1.2冊買っておけば最低限はカバーできる
のではないでしょうか。
ケース別 おすすめな組み合わせ
がおすすめです。
(※ちなみに小児科勤務は仕事内容が少し特殊なため小児科薬剤師おすすめの本に関してははこちらの記事でご紹介しております。)